論破モンキー。

日本の上位1%のエリートが社会の出来事をわかりやすく解説

恋愛工学って単なる依存症ではないか、という疑問

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藤沢数希氏の恋愛工学はインターネットを賑わせることには長けていて、読んだことのない自分でもなんとなく内容を知っています。それだけ話題になり、実践しているフォロワーも多いんでしょうね。

さて、その肝心な内容は上記のインタビューを参照すると、いかにコストパフォーマンスよく一線を超えられるか、ということ。とにかく数が多いほど勝ち組という単純な価値観。シンプルな人生を送られているようで羨ましいのですが、女性にモテることって本当に数の問題なのでしょうか。

成功率も大事じゃないの?

例えばこの記事の中でも本人が言っていますが、100人にアタックして20人にOKをもらう、というのは成功率が20%ということ。20人の女性を知っているということは、そこだけをとれば確かにモテてるように感じますが、例えばこれまでに10人に告白して8人からOKをもらった人は成功率80%です。どちらがモテているかは、価値観によるんじゃないでしょうか。

異性と長く付き合うのも恋愛の技術

ワンナイトだけのお付き合いと、しっかりと一人の女性と長く付き合うのは全く異なる技術。人生は結婚したら上がり、というわけではありません。そこから長い結婚生活が始まります。リア充でモテて彼女が途切れたことがない人ほど、20代のうちに結婚するものです。恋愛に満足したあとは、子育てという次のステップにいくのです。まあ、中年になってから10代20代のコンプレックスを解消しようとするのは悪いことではないです。勝ち組かどうかは別として。

周りから顰蹙を買うことを恐れなければ、恋愛工学式モテはそれほど難しいことではないのでは。

独身で、ある程度経済的余裕と社会的地位があって、頭の中がその事で埋め尽くされていて、恥という概念を捨てていて、シンプルな価値観を盲信できるのなら、35億いる女性の中から数十人と関係を持つことはそう難しいことではないでしょう。とにかく数を打てばいいのですから。まあ、モテないまま大人になって泥沼不倫をするよりはカラっとしていてマシだと思います。

恋愛工学はロボットになることを求める

恋愛工学は、コストパフォーマンスを求めた結果として、ルーチンワークに徹することを求めます。同じデートコース、同じ店、同じ口説き文句。ロボットでもできる。AIに学習させて、イケメンの頭にインストールさせればいくらでも女性と関係を持つことはできるでしょう。そんなことをして、何の価値があるのか。いや、確かに一般的な価値観としては価値はあるでしょうが、それ以上にデメリットも大きい。それを感じない、倫理観をモテないロボットの哀しい恋愛方法こそが恋愛工学なんでしょう。