故意の生レバー提供で逮捕!それに対する批判を論破!
生レバーってそんなに美味しいかね。今なら低温調理もできるし、あえて死のリスクをおかしてまで食べるものではないと思うけれど。
そんな中で、生レバーを提供した焼肉店が逮捕された。ニュースによると、SNSには載せないでください、ということで、明らかに故意だったことがわかって焼肉店の店主は逮捕されたようだ。
ちなみに、この記事についたコメントで人気を集めているのがこのコメント。
生レバー提供の疑い、焼き肉店主逮捕 「焼いて」伝えず:朝日新聞デジタル
食べたい人が食べただけ。逮捕はやり過ぎ。店主が逃亡するわけない。証拠隠滅できるものでもない。違法逮捕。もはやファッショ。自由と文化の敵。断固、許すべきではない。
2017/12/04 18:13
なんか義憤に駆られているようだけど、どうにもツッコミどころがあるようで。
確かに食べたい人が食べただけなのだけど、現在の食品衛生法では牛レバーの生での提供は禁止されているわけで。逮捕は見せしめっぽさがあるけど、これは仕方ないんじゃないかな。ファッショ扱いするのは、食の安全に関わっている人たちに大して少し失礼ではないだろうか。
自由と文化とは責任の名のもとに存在するものでは
自由と文化というけれど、それを提供する時にちゃんと「食べたら食中毒になる可能性があります。最悪死にます。食べるのは自己責任です」と情報開示をするならばよい。けれど、これまでの焼肉店でそんなこと行われてきただろうか。
これはロシアンルーレットと同じ。当たらなければ、一部の人には美食という利益を与えるが、ある程度の確率で重篤な症状をきたす。
だけれど、新鮮さを強調したり、ここのは大丈夫という特別感を醸し出してはいやしなかっただろうか。
結局、食べるとしたらそういう同意書を求めるしかないだろうし、そんなことをしてまで食べたくない人が大半だろう。店側が本来は啓蒙する立場なんだけど、利益に走って食中毒を出した結果国が介入せざるを得なくなった。そりゃ、美食よりも国民の健康の方が大事だから。
素敵なことじゃないか。
まあ、個人的にはちゃんと死ぬこともあるよ、と伝えるなら自己責任でどうぞ、と思うのだけど、現実はそうはいかなくて、規制されるのは仕方ないことだろう。
断固許すべきではないのは、ちゃんとリスクを伝えずにこそこそと提供するこの店主ではないでしょうかね。
もしこの店で食中毒になったらどうなっただろうか
「ちゃんと、私が生レバーを提供していました。私の責任です。」って店主は認めるだろうか。「焼けといったはずだ。それを、客が勝手に生で食べたのだから私の責任ではない」と、責任逃れをして、証拠もない。泣き寝入り。という可能性もあるのではないだろうか。だから、今みたいに、脱法的にやるのはどちらにしろ悪手なのだから、ここで警察を叩いてないで、何らかのアクションを起こした方がいいのでは。
まあ、私は生レバーが好きではないのではどうでもよいけれども。
最後に啓蒙。下の厚労省の記事を皆ちゃんとよく読むように。
けど、鳥刺しは好きなんだよなあ。